バイオマス燃料事業

公開日:2018年10月5日
最終更新日:2021年1月24日

バイオマス燃料事業

TKMデベロップメントは植物由来のバイオマス燃料で、地球の未来に貢献します。

当社は再生可能なベースロード電源として推進されるバイオマス発電において、必要不可欠となるバイオ燃料の開発に注力しています。
このバイオ燃料を低コストかつ長期安定的に供給していくために、ASEAN圏内で資源作物の栽培を開始ししております。

UNが2050年にも世界の人口が97億人規模まで達すると予想する中、世界的な食糧不足は大きな課題となっています。そのような中、当社ではトウモロコシ、サトウキビ、ソルガム(モロコシ)などの貴重な食糧や、パーム油などの利用価値の高い植物油等を犠牲にすることなく、高収量で土地利用効率が高く、また施肥・灌漑要件も緩やかな当社独自の資源作物をバイオ燃料原料として採用しております。

GHG削減とは逆行するパーム農園の乱開発などに対し世に大きな懸念も生じている中、当社ではこの資源作物を完全自社栽培することにより、垂直統合された全製造プロセスを管理・掌握し持続可能性を自ら担保しながらバイオ燃料の開発・製造を行います。そして、他のバリューチェーンの影響を極力排除することで当バイオ燃料の低コスト・長期安定供給を実現し、GHGの削減を通じて気候変動抑制において大きな貢献を目指してまいります。

作物栽培を含むバイオ燃料の製造は、これら生産国においては大きな新規の恒久的雇用を創出し、大型の設備投資を行うとともに、バイオ燃料の日本への輸出により外貨獲得も可能とし、経済的にも大きな貢献・支援につながるものと考えております。産学連携から得られた農業生産や燃料製造の高度化に係る技術をこれらの生産国で実践することで、技術的な支援の面からも貢献してまいります。

我が国にはその地理的制約などから主たる一次エネルギー源を輸入に頼らざるを得ないという事情がありますが、バイオ燃料の原料となる作物は多くの地域や国で栽培可能であり化石燃料に存在するホルムズ海峡リスクなど地理的偏在がないことから我が国のエネルギーセキュリティの向上にも資するものとなります。

他方、国内においては未利用木材の利活用が課題となっておりますが、当社が全国で所有・森林経営する約200万㎡の山林から未利用木材を原料とする木質チップを製造する事業も進めております。(※所有森林合計 1,998,700㎡ 所在地:茨城県・埼玉県・和歌山県)

今後のバイオマス燃料の開発計画

第1工場(インドネシア) 年間製造ペレット 約6万MT HHV 約17.5MJ/MT 稼働開始目標 2021年以降
第2工場(ASEAN内で選定中) 年間製造ペレット 約10万MT以上 HHV 約17.5MJ/MT 稼働開始目標 2023年以降
第3工場(ASEAN内で選定中) 年間製造ペレット 約15万MT以上 HHV 約17.5MJ/MT 稼働開始目標 2023年以降

 

 

 

PAGE TOP